経営セーフティ共済で賢く節税!今すぐ知っておきたいポイントとは!?
今回は、経営セーフティ共済の概要と節税の仕組みについて徹底解説します。
✔ 経営セーフティ共済とはどのような制度なのか?
✔ 具体的にどれだけ節税できるのか?
✔ リスクや注意点について知りたい
などの疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
経営セーフティ共済は、中小企業が経営リスクに備えるための制度であり、掛金が全額損金算入の対象となることで、大きな節税効果が期待できます。
この記事では、経営セーフティ共済の概要や具体的な節税の仕組み、そしてメリットやデメリットについてわかりやすく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、経営セーフティ共済を活用した節税対策についての理解を深めてください。
経営セーフティ共済の概要と対象者
経営セーフティ共済とは!?
経営セーフティ共済は、中小企業者が倒産や経営危機に直面した場合に備えるための制度です。
正式には「中小企業倒産防止共済制度」と呼ばれ、独立行政法人中小企業基盤整備機構が管轄しています。
この共済は、取引先の倒産による売掛金の回収不能などのリスクを軽減することを目的としています。
対象者
経営セーフティ共済の対象者は、中小企業基本法に基づく中小企業者及び小規模事業者です。
具体的には、以下の条件を満たす事業者が対象となります。
・会社法に定められた会社で1年以上事業を継続している中小企業者
・継続して1年以上事業を継続している個人事業主
これらの条件を満たす事業者が、経営セーフティ共済に加入することができます。
詳細については、中小企業基盤整備機構のサイトをご確認ください。
掛金の支払いと受取方法
掛金は月額5,000円から?
経営セーフティ共済の掛金は、月額5,000円から20万円の範囲で5,000円単位で設定することができます。
また、契約途中で掛金を変更することも可能となっています。
経営セーフティ共済の掛金は、800万円まで積み立てることができます。
受取方法
経営セーフティ共済はいつでも解約が可能となっています。
ただし、解約のタイミング次第では、納付期間や解約理由で返戻率が変わるため注意が必要です。
例えば、12カ月未満の解約はいかなる解約理由であっても手当金は0円となります。
また、納付月数が40カ月以上であると100%戻ってきます。
節税の仕組みと注意点
掛金支払い時は節税になる
経営セーフティ共済の最大の魅力は、その節税効果にあります。
掛金が全額損金算入されるため、課税所得を減少させることができます。
例えば、年間で120万円の掛金を支払う場合、その金額が全額損金として認められるため、課税所得が120万円減少します。
これにより、法人税や所得税の負担が軽減されることとなります。
受取時は課税対象となる
経営セーフティ共済の解約手当金は、益金もしくは事業所得となります。
また、受け取りは一時金のみとなりますので、翌年の税負担が通常よりも大幅に増加してしまう可能性があるため、予め解約する際の計画を立てておくことが重要です。
メリットとデメリット
メリット
✔ 節税効果
掛金が全額損金算入されるため、節税効果が高い。
✔ 資金繰りの安定
倒産リスクに備えることで、資金繰りの安定を図ることができる。
✔ 返戻金
任意解約時に返戻金を受け取ることができる。
デメリット
✔ 資金の拘束
掛金を支払うことで、一時的に資金が拘束される。
✔ 返戻率の変動
解約時期によって返戻率が異なるため、計画的な運用が必要。
✔ 共済金の制限
共済金の請求には条件があり、全てのリスクをカバーできるわけではない。
まとめ
今回は、経営セーフティ共済について解説しました。
経営セーフティ共済は、中小企業にとって非常に有益な制度です。
倒産リスクに備えつつ、大きな節税効果を享受できるため、多くの中小企業にとってメリットがあります。
ただし、デメリットも存在するため、加入を検討する際には慎重な判断が必要です。
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