【創業融資】日本政策金融公庫で融資を受ける具体的な手順とは?

創業融資を検討している起業家や個人事業主の方にとって、日本政策金融公庫は強い味方です。
本記事では、公庫から融資を受けるための具体的な流れを解説します。
必要書類の準備から申し込み、面談、そして入金までのプロセスを順に見ていきましょう。
日本政策金融公庫の概要やメリットなどはこちらで解説しています。


日本政策金融公庫から融資を受ける大まかな流れ
創業融資を公庫から受けるためには、以下の手順を踏む必要があります。
- 必要書類の作成
- Webでの申し込み
- 公庫担当者との面談
- 指定口座への入金
各ステップの詳細を以下で説明します。
必要書類の作成
創業融資を申し込む際に最初に行うべき作業が必要書類の準備です。
以下の書類が一般的に必要です。
- 創業計画書
- 設備資金の申込の場合は見積書
- 履歴事項全部証明書または登記簿謄本(法人の場合)
- 運転免許証(両面)またはパスポート
- 許認可証
詳細は、日本政策金融公庫の公式サイトに記載されていますのでご確認ください。
Webでの申し込み
必要書類を整えたら、次にWebでの申し込みを行います。
日本政策金融公庫の公式サイトからオンラインで手続きが可能です。
- 申し込みフォームの入力
事業者情報や希望融資額、創業計画書の概要を入力します。 - 書類のアップロード
作成した書類をデータ形式で提出します。PDF形式が一般的です。
インターネットで申し込む前にお近くの日本政策金融公庫の支店窓口へ訪問し、相談することで、その後の手続きがスムーズに行うことができます。
公庫担当者との面談
申し込み後、担当者との面談が行われます。
この面談は融資審査の重要なステップであり、以下のポイントを押さえるとスムーズに進められます。
- 面談の目的: 事業内容や資金の使途について、担当者が直接確認するための場です。
- 面談の準備: 創業計画書の内容を説明できるようにしておきましょう。また、質問に的確に答えることで信頼感を高めることができます。
- 質問例:「なぜこの事業を選んだのか」「事業を進める上でのリスク管理方法は?」といった質問が予想されます。しっかりとした回答を準備しておきましょう。
指定口座への入金
審査に通過すると、融資額が指定した銀行口座に入金されます。
- 入金額の確認: 事前に通知された融資金額が正確に入金されているかを確認しましょう。
- 資金の管理: 融資金は計画的に使うことが重要です。無駄遣いや用途外の支出を避けるようにしましょう。
申し込みから融資までの期間の目安は?
日本政策金融公庫の創業融資は、申し込みから融資実行までに一定の期間を要します。
一般的に、初めての融資申請の場合は3週間から1か月半程度が目安とされています。
提出書類の不備や面談日程の調整によっては、さらに時間がかかることもあるため、余裕を持って準備することが大切です。
開業直前に資金が不足する事態を避けるためには、遅くとも開業の2〜3か月前には申請を開始するのが安心です。
まとめ
日本政策金融公庫からの融資は、創業間もない起業家にとって力強い支援となります。
本記事で紹介した流れを参考に、スムーズな申請を目指しましょう。
書類の準備や面談に不安を感じる場合は、税理士法人淀川パートナーズがサポートさせていただきますのでお気軽にご連絡ください。