税理士を雇うタイミングはいつがベストか?メリットを踏まえて判断する!?
今回は税理士を雇うタイミングについて解説します。
- 起業を考えているが税理士をいつ雇ってよいかわからない
- 起業したがまだ雇わなくても大丈夫か
というようなお悩みはないでしょうか?
それには、税理士を雇った場合のメリットとデメリットを考えることで解決することができます。
今回は、税理士を雇うべきタイミングを税理士自身が解説します。
この記事を読めば、あなたに合ったタイミングで税理士を雇うことが可能となります。
税理士の選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
税理士を雇うメリットとデメリットとは?
まず、税理士を雇う理由について考えることで、あなた自身が税理士を必要とするか判断できます。
税理士を雇うメリットとしては下記が挙げられます。
【税理士を雇うメリット】
- 税務や会計業務などを外注することができる
- 税金を適切に納付でき合法的に節税できる
- 経営や資金調達のアドバイスが受けられる
- 対外的な信用力が増す
一方でデメリットとしては下記が考えられます。
- 費用がかかる
税理士を雇うタイミングは会社ごとに異なります。
そのため、上記のメリットとデメリットを把握することで、適切なタイミングで税理士を雇うことが可能となります。
なお、メリットの詳細についてはこちらで解説しています。
税理士を雇う主なタイミング3選!
会社設立前
会社を設立するためには定款の作成や法人登記など複雑な手続きが必要です。
自分で調べながら会社設立することもできますが、時間をかけすぎると営業活動ができないなど事業に影響を及ぼす可能性もあります。
また、設立段階から事業計画や資金繰り表などを作成することもできるため、事業の方向性を決めることができます。
そのため、会社設立の段階から税理士を雇うことで時間をかけずに設立し、設立後も税理士のサポートを受けることが可能となります。
会社設立後の決算・確定申告
会社設立時に税理士を雇わなかった場合、次のタイミングは1度目の決算と確定申告の時期が考えられます。
会社を運営するうえで必ず作成しなければならない決算書や法人税などの申告書の作成は難しいため、税理士を雇うタイミングといえます。
ただし、決算書の作成は日々の取引の積み重ねであるため、決算の直前に雇うことはお勧めしません。
決算の直前だとしても、事業年度の最初の取引から会計処理が適切か検討する必要があり、その分の費用が発生する可能性があります。
資金調達
資金調達する時も税理士を雇うタイミングの一つです。
金融機関から資金を借り入れる場合、事業計画書や資金繰り表を作成する必要があります。
事業計画書や資金繰り表の作成は難しいため、会計の知識がないと困難であり時間もかかります。
そもそも、事業計画書や資金繰り表は事業を運営・拡大するうえで重要であり、作成が望まれるものです。
そのため、税理士などの専門家からアドバイスを受けながら作成することをお勧めします。
税理士を雇う際の留意点
期の途中でも安くならない場合がある
税理士への報酬は月額のため、税理士を雇うタイミングを初年度の決算期直前にすれば安くなると考えている人もいるのではないでしょうか?
もし、期中の仕訳を適切に記帳し、きれいな決算書を作成できていれば決算期のみの報酬となる可能性はあります。
しかし、決算書が作成されておらず、期中の仕訳も検証が必要な場合、追加の費用が発生する可能性があります。
決算期直前は節税対策が不十分になる可能性がある
決算期直前では、決算書の作成など作業が多く、期末日から2カ月以内に申告しなければならないという期限もあります。
そのため、節税について十分な時間が取れない可能性があります。
まとめ
今回は、税理士を雇うタイミングについて解説しました。
会社を経営していくうえで、税理士は重要なパートナーとなります。
税理士を雇うタイミングはそれぞれ異なりますが、あなた自身のメリットデメリットを考慮し判断してください。
税理士を雇うか迷っている場合は、一度税理士に相談することをお勧めします。
私たち「税理士法人淀川パートナーズ」はいつでもご連絡ご相談をお待ちしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
私たちは30代前半で構成されており、社会の変化に柔軟に対応することができます。
私たちの事務所は新大阪・西中島にありますが、リモートでの対応も可能です。
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